電源を入れるだけで外出先でもインターネットに接続可能なポケットWi-Fi。スマホより軽くて持ち運びが便利、光回線に比べて安い、工事要らずで気軽にネット接続できるなど、スマホを持っていても購入する人が増えています。

中でもぶっちぎりのシェアを獲得しているのがWiMAX。しかし、契約できるプロバイダは23社もあり、どこのプロバイダがいちばんお得なのか、情報が多くて迷ってしまいます。

そこで今回は、WiMAXプロバイダの人気10社を徹底比較。サービス面からプラン内容まで較べて、迷っている人にぴったりのプロバイダ選びをサポートします。

WiMAXプロバイダの比較ルール


WiMAXは、KDDIグループのUQコミュニケーションが提供しているポケットWi-Fiの通信システムです。携帯電話通信やLTEと混同されることが多いのですが、WiMAXは完全なインターネット専用サービスです。端末は家庭用のルーターと、外出先用のモバイル端末の2種類がありますが、どちらも通信速度や制限は一緒です。

ドコモやソフトバンクなど、携帯電話会社のインターネット接続プランでは高額になりがちな月々の料金も、WiMAXのギガ放題プランなどを併用することでスマホの通信プランを低容量に替え、料金を安く抑えることもできます。

しかし、WiMAXは23社あるプロバイダごとに料金が異なり、サービス内容も大きく異なります。これは、通信インフラの整備やシステム設計などを大元のKDDIグループが行ういっぽう、人件費など別のコストがかかる顧客向けの個々のサービスをプロバイダが行うことで、低コストになるよう競っているためです。

通信エリアや速度はどのプロバイダも同じですが、それでも料金が大きく違うのは、プロバイダ各社が企業努力を重ねてより低コストの運用をするよう切磋琢磨している結果ともいえます。速度の違いもほとんどが端末やルーターの性能差、エリアごとの混雑状況などによるものです。

とはいえ、ユーザーにとって年間の利用料金が万単位で違ってくるとなれば、契約も慎重にならざるを得ません。端末を店頭で買うよりもネットで買ったほうが安かった、ヘタなプロバイダと契約したせいで充分なサポートを受けられなかった、など、ネットの口コミではさまざまな後悔の思いがあふれかえっています。

今回は、WiMAXギガ放題の月額料金のランキングをもとに、上位10社のサービスやキャンペーン内容などを比較調査しました。

実質月額料金ランキング


まずいちばん気になるのが、月額の料金です。月にいくらかかるのか、ランニングコストを計算するうえでも真っ先にチェックするポイントです。ここではプロバイダの3年間利用時の平均月額の上位10社の価格を紹介します(2019年11月時点)。

3年間の実質月額費用

WiMAX プロバイダ 3年プラン平均月額料金
BroadWiMAX 3,573円
カシモWiMAX 3,621円
JPWiMAX 3,641円
DTI WiMAX2+ 3,657円
hi-ho WiMAX 3,780円
UQWiMAX 3,880円
BIGLOBE WiMAX2+ 3,980円
So-net WiMAX 4,129円
ASAHIネット WiMAX2+ 4,290円
GMOとくとくBB WiMAX 4,226円
@nifty WiMAX 4,293円

最安値のBroadWiMAXの3,573円と、@nifty WiMAXの4,293円とは、実に1,000円以上の開きがあります。ここでは上位10社を取り上げましたが、残りのプロバイダは4,000円台が多かったです。ちなみに最高値はauの5,522円でしたが、これは2年契約のみ取り扱っているため、単価が高くなっています。

しかし、この月額も絶対の金額ではありません。WiMAXプロバイダでは、キャッシュバックやギフト券キャンペーンなどがたくさんあり、この金額からさらに安くなったり、様々な特典をもらえるなど、様々なサービスを受けられます。これらを上手に利用することで、自分にとっていちばんお得と思えるプロバイダを選ぶのがいいでしょう。

次はそれぞれのプロバイダを見ていきます。

BroadWiMAX


BroadWiMAXは現在、月額料金最安値を誇っているプロバイダです。初期費用無料、他社WiMAXからの乗り換え時の違約金を負担する乗り換え割引など、サービス面は独自色が強いところが特徴です。

WiMAXの契約後、通信速度に不満があった場合には解約金なしで他社に乗り換えられる「ご満足保証」というサービスもあります。ギガ放題プランとライトプランを月単位で何度でも変更できるので、ライフスタイルに合わせて契約プランを選べます。

契約時の端末代は有料ですが、20カ月経過すると最新ルーターに無料交換できるのも魅力的です。WiMAXサービスの魅力のひとつであるギガ放題を使って高画質動画をたくさん見てしまうと、1日に3GB程度の通信量は簡単に超え、そのぶん電池の劣化も早まります。機種交換のついでにプロバイダの乗り換えを検討するユーザーも多い中、半恒久的に最新機種を使い続けられるという点は大きなメリットです。

契約はオンラインのみですが、アフィリエイト契約を結ぶ紹介サイト経由で契約したときは、Amazonギフト券10,000円分がもらえるキャンペーンもあります。銀行口座振替に対応している点もWiMAXプロバイダの中では珍しく、クレジットカードを持っていない人が使うプロバイダとしておすすめです。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,378円 18,857円(端末代含む) クレジットカード口座振替 3年 W06、WX05、L02、HOME01
その他サービス 内容
初期費用0円WEB割キャンペーン WEBでクレカで契約時、初期費用(18,857円)が無料
違約金負担 他社からBroadWiMAXへの乗り換え時、最大19,000円(非課税)の違約金をBroadWiMAXが負担
端末・ルーター交換 20カ月以上経過した端末・ルーターを最新機種に無料で交換
解約金 なし(適用されないケースがあります)

BroadWiMAX
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JPWiMAX


JP WiMAXは2018年4月にできたばかりの新しいプロバイダで、WiMAX参戦も最後発になります。

経営母体はFonというスペインのWi-fiプロバイダです。FonのWi-fiスポットは全世界に2000万か所あると言われ、その規模は世界最大とされています。Googleやマイクロソフト、伊藤忠商事などが出資しており、世界のマーケットでは将来性のある企業として大きな注目を集めています。

JPWiMAXが掲げるのは「ストレスフリーで、業界最安級のWiMAXサービスを提供する販売代理店」。WiMAX選びの面倒くさい点、ややこしい点をすっきりカットして、利用料金の最安値と分かりやすいキャンペーンに注力しています。

特徴的なのは、WiMAXプロバイダのほとんどが採用しているキャンペーンのひとつである「キャッシュバック」が、JPWiMAXには存在しないことです。初めに徴収しておいて後で返すという、見ようによっては「先にやってよ」と言いたくなるキャッシュバックキャンペーンを、JP WiMAXは一切やめました。キャッシュバックをやらない分、月額料金を安くしているのです。

もう1点は、オプション登録の廃止です。インターネットプロバイダ登録で特に面倒くさい山ほどのオプション登録をJPWiMAXはやめました。どこのプロバイダとは言いませんが、身に覚えのないプランがいつの間にか付けられていたような経験を持つ筆者のような者にはありがたいサービスです。

JPWiMAXは決して他社に較べてキャンペーン内容が薄いわけではありません。端末料金は無料ですし、契約後にはAmazonギフトカード合計10,000円分がもらえるなど、むしろ大盤振る舞いの様相があります。

足し算的に山ほどのサービスプランを積み上げる従来のプロバイダ契約とは異なり、引き算的にいらないサービスをなくしてユーザー目線のプランを提案するJPWiMAXは、サービスが飽和しつつあるこれからのWiMAX業界をリードするプロバイダとなるでしょう。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,641円 3,000円(事務手数料) クレジットカードのみ 3年 W06、W05、L01s(無料)
その他サービス 内容
LTEエリア利用料 入会から3年間 無料(通常1,005円 / 月)
Amazonギフト券 10,000円分プレゼント
端末周辺機器 充電器3,000円、クレイドル3,500円、端末安心サポート月額550円など
解約金 25,000円~30,000円(契約3年以内の解約時)

JPWiMAX
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GMOとくとくBB WiMAX


GMOインターネットが展開しているWiMAXのプロバイダサービスです。

GMOとくとくBBの最大の特徴が、多額のキャッシュバックキャンペーン。最大31,000円がキャッシュバックされます。auスマートフォンユーザーなら携帯電話の月額料金が1,000円割引になるなど、オプションプランは充実。初期費用もかからず、20日間のキャンセル期間もあるので、WiMAXをはじめたい人にとってネックになるハードルの高さがありません。

しかし、キャッシュバックキャンペーンは受け取りまで時期が長いのと、受け取り申し込み期間が短いのがデメリットです。

GMOとくとくBBは3年間の契約ですが、キャッシュバックが適用されるのは契約から11ヵ月後です。キャッシュバックの手続き期間もメール到着後から1カ月のみで、1日でも遅れようものならお金は戻ってきません。さらに、キャッシュバックする銀行口座を改めて登録する必要があります。

キャッシュバックは、GMOから送られてくる大量の広告メールと一緒に、手続きをするようメールが送られてくるだけなので、このメールを見逃してキャッシュバックを受け忘れる人が後を絶ちません。

キャッシュバックを忘れそうな人のために月額割引サービスというのもありますが、キャッシュバックはありません。キャッシュバックキャンペーンを選ぶと月額料金も4,226円になり、月額割引の3,407円に較べてちょっと高めの負担額になります。どちらを選んでも痛しかゆしです。

しかし、それなりに特徴のあるサービスプランが充実しており、料金もそれなりにお得なので、優良プロバイダと言えるのではないでしょうか。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,407円(月額割引時) 無料 クレジットカード 3年 W06、WX05、L02、HOME01
その他サービス 内容
キャッシュバックサービス 契約11ヵ月後に成立。34,700円キャッシュバック
au携帯割引 auスマートフォンユーザーなら携帯電話の月額料金が1,000円割引
解約金 24,800円(20日間以上~3年の契約満了まで)

GMOとくとくBB WiMAX
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@nifty WiMAX


インターネットプロバイダ最古参のniftyです。その歴史は古く、昭和62年(1987年)にニフティサーブとしてパソコン通信サービスをはじめたところからスタートしました。当時はMS-DOSの通信サービスのみで、真っ暗の画面に文字が出るだけのテキスト通信でした。

ネットの老舗企業らしく電話サポートもあります。多くのWiMAXプロバイダがネット問い合わせのみ対応となっているのに対し電話サポートに安心感をおぼえるのは、筆者がパソコン通信世代だからなのかもしれません。昔は大切だったんですよ、電話サポート。受話器片手にパソコンを操作して…話が逸れました。

niftyは老舗ならではの安心感があるWiMAXプロバイダですが、業界最安値ではありません。3年プランの月額平均額は4,293円ですが、nifty会員の費用がプラス250円上乗せされるので、実質月額は4,043円です。ただし、この会員費250円は家庭用ネットなどで既にnifty会員となっている場合はかかりません。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,748円(nifty会員料金含む) 3,000円+端末・ルーター代 クレジットカード 2年or3年 W06、W05
その他サービス 内容
LTE利用 ギガ放題3年→無料 2年→月額1,080円
auスマートバリュー au携帯契約者は携帯代が割引に
解約金 1年目19,000円、2年目14,000円、3年目9,500円

@nifty WiMAX
契約

BIGLOBE WiMAX2+


BIGLOBEはUQと同じKDDIグループのインターネットプロバイダです。1996年からサービスを開始し、光回線や格安SIMなど、インターネットに関する分野では知名度の高いプロバイダです。

キャッシュバックは30,000円です。しかも手続きはWMAXプロバイダの中でいちばんお手軽かもしれません。入会後すぐWeb上で簡単なアンケートに答えておくだけで、13ヵ月後に郵便局の振替払出証書が自動的に送られてきます。あとは、郵便局で換金するだけです。これなら忘れません。

さらにプラスの月額割引プランもあり、キャッシュバック1万円と合わせて、公式HPでは「ギガ放題1年開始!3,980円/月」と謳われています。

口座振替にも対応しています。WiMAXプロバイダの中で口座振替に対応しているのは、BIGLOBE、BroadWiMAX、UQ WiMAX、そしてauのみです。

年中無休の電話サポートもあり、10時~19時で対応。固定電話からの通話は無料です。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,980円 3000円+端末・ルーター代 クレジットカード口座振替 1年 W06、WX05、L02
その他サービス 内容
キャッシュバック・割引 キャッシュバック10,000円
解約金 入会後8日目まで無料、1年目19,000円、2年目14,000円、3年目以降:9,500円

BGILOBE WiMAX2+
契約

ASAHIネット WiMAX2+


ASAHIネットは、インターネット黎明期の1994年からインターネット接続サービスを提供している老舗プロバイダーです。WiMAXのほかにも光回線も長く手掛けており、会員のサポートにも長年のノウハウが活かされています。もともとはASAHIパソコンという雑誌(朝日新聞社)のパソコン通信網としてスタートした、ITビジネス界隈では老舗の部類に入る企業です。

キャッシュバックは10,000円。入会から5か月間の月額料金が無料。端末・ルーター代も無料など、WiMAXをはじめようと考えている人にとっては初期投資も安く済み、WiMAXビギナーにやさしいサービスを提供しているのが特徴です。

ASAHIネット独自のサービスとしてこだわっている固定IPアドレスは月額800円で利用できます。通常はプロバイダに割り当てられたIPアドレスが使用時にランダムで振り分けられるので、ユーザーのIPアドレスは接続し直すたびに変わります。それを固定できるサービスなのですが、自宅サーバや懐かしのチャットサービスICQなどを使っているならまだしも、固定IPは昨今のITサービスとしては必須の機能ではなくなりましたので、このサービスにはお得感を感じません。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
4,290円 3,000円 クレジットカード 3年 W06、WX05、HOME L02、HOME01

解約金1年目19,000円、2年目14,000円、3年目以降:9,500円

その他サービス 内容
初期費用特典 データ通信機器代金無料

ASAHIネット WiMAX2+
契約

DTI WiMAX2+


DTI WiMAXは、株式会社ドリーム・トレイン・インターネット、通称DTIが提供するWiMAXサービスです。三菱グループの子会社として1995年に設立され、黎明期からインターネットサービスを提供しています。現在は光回線や格安SIMで低価格なサービスを提供するプロバイダとして人気です。

キャッシュバックはありませんが、月額利用料はおよそ3,500円前後に抑えられています。月7GBの通常プランもギガ放題プランも大差のない金額設定で、入会時にはギガ放題プランを選択するユーザーがほとんどです。

DTI WiMAXは、auの携帯加入者にとって月額934円の携帯代が安くなるauスマートバリューmineに対応していません。ドコモやソフトバンクの携帯を使っているなら関係ないですが、au利用者だからポケットWi-FiをWiMAXに選ぶ人が多い中、このサービスがないのは大きなデメリットに感じてしまう人も多いでしょう。

そのいっぽう、NTTファイナンスの発行するNTTグループのクレジットカードへ新規入会し決済すれば、最大12ケ月の月額500円の割引サービスが受けられます。もともとWiMAXはKDDIグループの通信サービスなのですが、NTTグループと提携するとは…WiMAXの価格サービス競争が戦国時代の様相を呈しつつある縮図を見たような気がします。

映画やレジャー施設、宿泊施設などで割引が受けられるDTI Club Offというサービスもあります。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,657円 3,000円 クレジットカード 3年 W06、WX05、HOME L02、HOME01
その他サービス 内容
キャッシュバック なし
DTI Club Off レジャー施設や宿泊施設など最大90%OFF
解約金 1年目19,000円、2年目14,000円、3年目以降:9,500円

DTI WiMAX2+
契約

So-net WiMAX


So-netは、SONYの子会社であるソネット株式会社が運営しているプロバイダです。インターネットが普及し始めた1996年からプロバイダ事業を開始しており、WiMAXや光回線などのサービスを提供しています。

現在は光回線の会員数がおよそ280万人と業界第3位(2019年時点)の大手プロバイダです。WiMAXの会員数は不明でしたが、人気のあるプロバイダの一つであることは間違いありません。

キャッシュバックキャンペーンは行う時期と行わない時期があり、どのタイミングで契約すればお得なのか、いまいちユーザーにはわかりにくいところがあります。ですが以前行ったキャンペーンでは月額割引のキャンペーンに統一しているふしがあり、月額費用を3,620円で固定している点を大きな売りにしていました。これは契約年数とともに月額料金が変動しすぎるWiMAXプロバイダの問題点を念頭に置いたマーケティングのようです。

もう1点、他のプロバイダと決定的に異なるサービスとして、契約後34か月後(2年と10カ月)にはWiMAXの端末を無償で最新機種へ交換するという点が挙げられます。実際、WiMAXをハードユースするユーザーにとってモバイル端末の電池の経年劣化は深刻で、電池交換の手間を嫌がり機種変更代わりに他のプロバイダへ乗り換える人も少なくない中、かなり良心的なサービスと言えます。

ただし、So-netの割引キャンペーンや端末の無償交換などのサービスは、すべて3年契約の満了を前提にしています。解約金は当然発生しますし、他プロバイダへの乗り換えや2年契約にした場合などは、決してお得になるわけではなく、むしろ割高になってしまいます。

それでもネットプロバイダの老舗だけあってサポートの手厚さは充実しており、ネットの口コミでもSo-netのユーザーの声は満足しているものが多いのも事実です。一説には機器の性能の限界を知りたがるSONYファンのユーザーが多いので、通信速度のベンチマークテストなどを頻繁に行う人が多いようです。筆者個人としては、同じプロバイダを使う人が身近にいたら相談もしやすいので、契約者が多いプロバイダを選ぶというのは充分なメリットだと考えています。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
4,129円 3,000円(事務手続き料) クレジットカード 3年 W06、WX05、L02、HOME01
その他サービス 内容
端末交換 2年10ヵ月後、端末を最新機種に無料交換
auスマホ割引 auスマホ利用者は携帯電話料金を割引サービス
解約金 1年目19,000円、2年目14,000円、3年目以降:9,500円

So-net WiMAX
契約

カシモWiMAX


カシモWiMAXのホームページを開くと、いきなり目に飛び込んでくる1,380円という衝撃価格。

でもこの価格は契約後の1カ月だけ。2カ月目~24か月目までは3,480円。それ以降は4,079円と、徐々に上がっていきます。WiMAXの安値を謳うプロバイダはこうした広告が多く、ユーザーの混乱を招く大きな要因となっています。

端末代は無料ですが、キャッシュバックのキャンペーンサービスがなく、auスマートバリューmineさえなく、きわめて割引感が薄いプロバイダだと言わざるを得ません。さらに「最安級プラン」という魅力的な文言に釣られると、L01Sという旧型の端末をあてがわれる始末です。貧乏人は麦を食え、というつもりなのでしょうか。

WiMAXの端末は日進月歩です。季節の変わり目には最新モデルが店頭を賑わせます。世界的には5Gの覇権争いが連日ニュースを賑わせているにもかかわらず、旧式モデルをあてがってくるビジネス姿勢には大いなる疑問を禁じ得ません。生き馬の目を抜くような戦国時代にあるWiMAX市場において濫立するプロバイダですが、いずれ徐々に淘汰されていくことを考えると、こうしたプロバイダはユーザーの選択肢の中から真っ先に弾かれてもおかしくはありません。

辛辣なことをつらつら書きましたが、WiMAXプロバイダの中にはこういうプロバイダもある、という事実は、ポケットWi-Fiを選ぼうとしているユーザーにとって本当に必要な情報だと思います。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,621円 3000円(事務手数料) クレジットカード 3年 W06、W05、WX05、HOME01、HOME L02
その他サービス 内容
割引 契約後2カ月3,299円 2カ月目~24か月目までは1,199円 それ以降は600円
端末代 無料、ただしプランによっては旧機種の利用のみ
解約金 1年目19,000円、2年目14,000円、3年目以降:9,500円

カシモWiMAX
契約

hi-ho WiMAX


hi-hoは旧松下電機系列(現パナソニック)のインターネットプロバイダでした。 現在は光回線などのプロバイダ事業を行うIIJmioの傘下として運営されています。メインはフレッツ光のプロバイダを展開していて、光コラボの「hi-hoひかり」や格安SIMも提供しています。

そんなhi-ho WiMAXのキャンペーンは2つあります。

  • 36ヶ月間毎月500円引き
  • スマホとネットをまとめておトク

hi-ho WiMAXは、auスマートバリューmineにも対応していません。解約料金も初月で38,800円~36ヵ月目で10,800円と、他のプロバイダに較べて高めです。契約後解約を検討される方は、37ヶ月目(更新月)にすると0円なので必ず覚えておきましょう。

実質月額料金 初期費用 支払い方法 契約期間 端末
3,780円 3000円 クレジットカード 3年 W06、WX05、HOME L02
その他サービス 内容
3年間割引キャンペーン 36ヶ月間毎月500円引き
ギガMAX月割 スマホとネットをまとめて申し込むとずっと毎月300円値引
解約金 初月で38,800円~36ヵ月目で10,800円(月ごとに変動)

hi-ho WiMAX
契約

まとめ

いかがでしたか? 料金とサービスを中心にWiMAXプロバイダ10社を比較してきましたが、キャッシュバックや割引などの複雑さ、月ごとの支払い金額の変動のややこしさなどが印象に残りました。

WiMAXはどのプロバイダを選んでも通信速度や制限は一緒です。その上で選ぶとなると、やはり料金が選択肢のメインになってくると思います。筆者はポイント制度なども上手に使えないずぼらなアナログ人間なので、支払いの面倒さ・ややこしさがないプロバイダを選びますが、1円でも安いプロバイダを選びたい人、サービスやサポートの手厚さを選びたい人など、いろいろおられると思います。自分に合ったサービスのプロバイダを選んで、趣味やビジネスにWiMAXを上手に活用してください。