スマホメーカーといえばAppleやサムスンなどが有名であり、これらのメーカーは次世代型の端末として折りたたみができるスマホを開発していることが度々話題となっていましたし、特にサムスンは間もなく製品発表を行うとも考えられていました。
そんな中世界的には無名ではありますが、中国のRoyoleというスマホメーカーがAppleやサムスンよりも先に世界初となるFlexPaiという折りたたみスマホの発表を行い、世界的に大きな話題となりました。
世界初の折りたたみスマホであるFlexPaiとはどのような端末なのか、今後の発表が想定されるサムスンの折りたたみスマホにはどのような影響が及ぶのかなどを解説していきます。

FlexPaiの折りたたみの仕組みは?

引用:FlexPai公式サイト

FlexPaiはRoyole社の技術力を活かしたフレキシブル有機ELディスプレイが採用されたスマートフォンであり、画面を広げた場合7.8インチサイズのタブレット端末のようなイメージで利用できます。
折りたたみについては、ディスプレイ面に折り目はなく背面方向に折り曲げる仕様となっており前面方向に折り曲げたり自由に面を折り曲げたりすることはできません。
背面部分を確認すると中央付近に2本の線が入っていることが確認でき、この2本の線が折り曲げ可能な部分であり、この線に沿って、最大で180度まで曲げることができます。
折りたたみ式のガラケーが中央で2つに折り曲げ、折りたたみ部分にエッジがなかったタイプが多かったため、折りたたみスマホも単純に中央で2つに折り曲げるタイプだと想像した人も多いでしょうが、FlexPaiは折り曲げる角度を自由に調節してスタンド形式で利用することもできますし、折りたたみ部分にも膨らみがあり、折りたたみ時に折り目部分をデイスプレイとして利用できるようにもなっています。
なお画面を折り曲げて使用するというと耐久度や画面割れなどを心配する人も多いでしょうが、20万回の折り曲げ耐久テストをクリアしている端末ということで画面割れなどの故障についてはさほど心配する必要はないと考えられます。

FlexPaiの特徴や基本的なスペックは?

引用:FlexPai公式サイト

Flexは折りたたんでいない状態ではアスペクト比が4対3、解像度は1,920×1,440ドットの有機ELデイスプレイのタブレット端末となっています。
一方で折りたたんだ場合、メイン画面のアスペクト比は16対9で解像度は810×1,440ドット、サブの画面のアスペクト比は18対9で720×1,440ドット、エッジ(折り目部分)のアスペクト比は21対6で390×1,440ドットとなっています。
重量は約320gでバッテリー容量は3800mAh、外部ストレージは最大256GBのmicroSDに対応しています。
搭載されているOSについてはAndroid9.0をベースとしてWater OSという独自のOSが搭載されており、指紋認証にも対応しています。

FlexPaiは折りたたんだ状態だと2画面のスマホを操作するようなイメージで画面を開くと1つのタブレットのような端末へと変化します。画面の切り替えもスムーズですし、マルチタスクにも対応しているので、日頃からスマホとタブレットを2台持ちで利用している人には使いやすい端末と考えられます。また折りたたんだ状態ではそれぞれのディスプレイに別の映像を表示させることも可能なので子どもに動画を見せつつ別の作業を行うなどの使い方もできます。

FlexPaiの価格は?日本でも購入できるの?

引用:FlexPai公式サイト

FlexPaiには搭載されているストレージとメモリの容量に応じて3つのモデルが販売されています。それぞれのモデルの価格は次のようになります。

  • 128GB/6GBモデル…約14万6千円(8,999元)
  • 256GB/8GBモデル…約16万3千円(9,998元)
  • 512GB/8GBモデル…約21万千円(1万2,999元)

なおFlexPaiは中国国内やアメリカ市場に向けてはすでに販売が開始されていますが、日本での販売予定については未定とされています。

サムスンの折りたたみスマホ発売への影響は?

引用:FlexPai公式サイト

FlexPaiは世界初の折りたたみということで大きな話題を集めましたが、実際に同端末を利用した人々の口コミ評判を確認しますと完成度はあまり高いとは言えず、『世界初』という称号を得るためにやや強引にリリースしたという印象は否めません。
Royoleというメーカーの知名度は非常に高まりましたが、今後サムスンがより完成度の高い折りたたみスマホを発表すれば話題はサムスンへと移り変わることが容易に想定できますし、サムスンの折りたたみスマホへの影響はさほど大きくないと考えられます。

まとめ

FlexPaiは世界初の折りたたみスマホということで世界的に高い注目を集めましたが、独自のOSが搭載されていることや販売チャネルが限られていることなどから、世界への普及を目指してリリースされたというよりはRoyole社が自社の技術力をアメリカに対してアピールするためにリリースした広告塔のような端末であると考えられます。
より実用的に完成度の高い折りたたみスマホについては今後サムスンがリリースすることが想定されますし、AppleやHuaweiなども開発を進めています。
折りたたみスマホに興味があり使用してみたいと考えるのであればこれらの大手メーカーが発表会を行うまで待つことをおすすめします。